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あの有名社長が起こしたスポンサード成功事例“Vファーレンの奇跡”

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あの有名社長が起こしたスポンサード成功事例“Vファーレンの奇跡”

2018/10/09

あの有名社長が起こしたスポンサード成功事例“Vファーレンの奇跡”

 

地域のクラブチームが母体となることが多い海外のプロスポーツ球団とは異なり、日本のプロスポーツの大半は、スポンサー企業によって成り立っています。そんなスポンサー企業とプロチームが1つとなった成功事例をご紹介します。

 

 

プロスポーツは儲からない?

 

1999年に、当時Jリーグで強豪クラブとして確固たる地位を築きつつあった横浜フリューゲルスが消滅する悲劇が起こりました。またJリーグより歴史のあるプロ野球でも、2004年には近鉄バファローズが経営難から同じ関西を本拠地とするオリックスバファローズと合併することになり、大きな話題となりました。

 

多くのファンに愛され、ひとつの試合に数万人もの大観衆を集めることのできるプロチームが、なぜいとも簡単に潰されてしまうのか。
その背景は、親会社からの「広告宣伝費」としてチーム運営に必要な資金を垂れ流してきたことにあります。
あくまで一企業としての広告機能であると捉えるならば、採算が合わなくなったり、母体本業の業績が苦しくなったりすると、いとも簡単にスポーツ部門は「不採算事業」としてカットされてしまったわけです。
都市対抗野球で有名な社会人野球でも、各地の名門チームが次々と休部・廃部に追い込まれたのは記憶に新しいところです。
アマチュアチームであればこのような事態でもまだ理解できますが、本来は独立採算で運営しているはずのプロ球団でさえ、同じようなことが起こってしまう。この2つの事件は、国内のスポーツ関係者に対して、いかに日本国内ではプロ興行が成立しづらいのかを突きつけられる結果となりました。

 

選手やスタッフの人件費、年間を通しての試合運営費など、莫大なコストのかかるプロスポーツ界に参入することは、企業にとって様々な障壁があるのは事実です。
チームを持ったところで勝つ保証もなければ、人気選手を呼ぶにはまた費用がかかることになります。
これらの事件以降、世の中ではプロスポーツは「儲からない」ビジネスと認識され、スポンサー離れが加速してしまう結果となりました。

 

 

成功事例:Vファーレンの奇跡

<チーム解散の危機>

冒頭にご紹介した悲劇から10年もの時を経て、2017年シーズンにある心温まる話題がありました。
名門・国見高校OBなどを中心として作られた「V・ファーレン長崎」がJ1昇格を果たしたのですが、その快挙の裏側には、長崎のサポーターしか知らない、壮絶な苦しみと葛藤を乗り越えたエピソードがあったのです。

 

J2に所属していたV・ファーレン長崎が、2017年2月に突如1億2000万の赤字と約3億もの累積赤字を出して大騒ぎとなりました。
これまで黒字に見せかけてきたチームの中身はボロボロで、このままではJ1ライセンスは剥奪され、即座に下部J3への自動降格、はたまたチーム解散という危機を迎えたのです。
社長以下の経営陣はすべて辞任、数ヶ月先には職員に給料が払えなくなるという事態に、古くからチームを応援してきたサポーターは大きなショックを受けました。

 

そんな最中、チームの再建に英会話スクールの大手NOVAと、同じ長崎の地で創業したジャパネットが名乗りを上げたのです。
チームは大きな金額提示のあったNOVAへの支援要請を決めようと動いたのですが、地元企業であり、しかもこの問題が表面化するよりもずっと以前から長く支援を続けてきたジャパネットの打診を断ったことに対する株主やサポーターからの反発の声が大きく、最終的にジャパネットの支援を受けることに決まったのです。

 

 

<金を出して口は出さず。高田社長の男気>

ジャパネットが100%株式取得することが正式に決まり、高田明前社長が球団社長に就任。
「やる以上は腹を括ってやる」とチーム経営に乗り出しました。

7月には、前組織時代に観客数を水増し集計していた問題が発覚したのですが、本来は高田氏自身の過失でないにも関わらず、一切の言い訳もせずに現体制の責任として受け止め謝罪し、事態を収束させました。
つい最近までジャパネットはスポンサーとして広告を出していた側であり、ジャパネットの冠マッチでこのような不正行為が行われていたと思うと、高田氏はさぞ悔しい想いをしたのではないかと思います。
それでも彼は、一切の恨み節を発言することもありませんでした。

 

高田社長はまた、球団社長に就任して以来、安易に外国人選手を補強したり、現場の監督やコーチ人事に一切手をつけなかったことも評価されました。
金を出すと口も出したくなるのが人の心。
ついつい勝てない理由を現場に求め、短絡的に監督やコーチ、選手の首をすげ替えるというのはよく見られる光景ですが、
「選手、スタッフ、社員のみんなで一緒にこの危機を乗り越えていこう」
と繰り返し周囲に話しかけた高田氏は、皆を信じることからチーム経営を始めたのです。

 

当時マスコミへのインタビューでも、彼はこう答えています。
「今は苦しい状況です。でも、“雨降って地固まる”じゃないですけど、ここからJ1昇格を目指して最後にみんなで喜べたら最高じゃないですか」と。

 

 

<“高田イズム”が徐々に浸透する>

高田氏の持ち前の明るさに救われ、3月頃にはクラブが消滅してしまうかもしれないと不安に怯えていた選手やスタッフ達が、次第に戦う姿勢を取るようになっていきました。
彼がいつも周囲に伝えていたのは『スポーツを通してみんなを元気にする。ビジネスも同じで、人を幸せにすることを起点に考えれば難しくない』という言葉でした。

 

高田氏の就任時は4勝4敗1分のリーグ9位の位置にいたチームが、その後19勝6敗7分と上向きになり、8月末からはクラブ新記録となる12連勝を達成し、チームは一気に上昇気流に乗りました。
9月には自宅に関係者を招待してBBQ大会を開き、選手たちと一緒にカラオケを熱唱しました。
この時のことを、村上祐介主将は『この人のためにも戦おう、という雰囲気になった』と振り返っています。

 

チームの明るい変化は、サポーター達にも飛び火しました。
1試合あたり5,000人前後の観客動員が常であったホームスタジアムに、10月21日の対名古屋戦には約13,000名もの大観衆が詰めかけました。
この試合では、大声援を受けた選手たちが強豪グランパス相手にリードを許すも最後まで諦めることなく走り続け、試合終盤に追いついて昇格圏内である3位の座を死守することに成功しました。
サポーターも含めてチームが一丸となって戦う。
長崎の小さなクラブが、いよいよJ1昇格という夢を掴めそうなところまで登りつめたのです。

 

 

<悲願のJ1昇格へ。奇跡の11/11決戦>

そして、とうとうこの日を迎えました。

2017年11月11日。
ホームのトランスコスモススタジアム長崎に讃岐を迎えた一戦は、勝利すればJ1昇格が決定するとあって、試合開始の2時間前から大観衆がスタジアムをチームカラーのオレンジ色に染めました。
この日の観客動員数22,407名はチームの歴史上最多人数となり、大声援を選手達に送り続けました。

 

先制し、追いつかれる重苦しい展開となった試合はしかし、後半28分にベテラン前田選手が、そして後半37分には翁長選手がJ1昇格を決定づける決定的な追加点を奪い、勝負は決しました。
試合終了のホイッスルが鳴り響くと、つい半年前にはチーム解散を覚悟していたサポーターも、そして選手・コーチ・スタッフも、全員が号泣しながら歓喜の瞬間、歴史に残る瞬間を迎えたのです。

 

試合終了の瞬間には、スタジアムのモニターには高田氏の表情が映し出され、会場からはこの日一番の大きな拍手が送られました。
夢が結実したのは、この人の努力のおかげだということを、誰もが理解し、そして感謝していたのです。

 

試合が終わってから日付の変わった真夜中、帰宅した高田氏はtwitterに、こんなメッセージを書き込みました。

 

『先程スタジアムから自宅へ戻りました。沢山のおめでとうの言葉にただただ感謝です。Vファーレン長崎がJ1に昇格出来たのは関係各位のこれまでの努力の賜物です。本当にご支援有難うございます。スポーツの力は凄いですね。』

 

 

スポンサーとチームの素晴らしい関係が、チームをさらに強くする。
これからのV・ファーレン長崎の躍進にも期待したいです。

 

 

 

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